幹事グループ

婚活パーティーを開催しようと考えた時点で集まった(または任命された〉幹事団だけでは、開催にたどりつけないことがある。別の項でも述べりが、よい例が同窓会だ。「あの期の幹事が手薄だ」「D組の女性幹事は誰に頼もう」と、幹事の補充は絶対に必要だ。

ほかの場合でも、たとえば「幹事の顔ぶれが営業にかたよっている。工場からも出てもらわないと、あとあとうまく運ばなくなる」「支社からも、とりあえず××君の名前を借りておこう」「あいつを抱き込むと人集めになにかと便利じゃないか」「あいつはワゴシ車を持っている」「彼女は幹事でもないのに今回の催しに興味を持ってよく手伝ってくれる。いっそ正式に幹事になってもらおう」などと、補充強化が自然に生れる。これが『幹事団の再編成』である。案内状に幹事の連名を印刷するなら、補充幹事も入れなければならない。

このごろは、婚活パーティーを企画した段階で、発起人を立てる例も多い。「婚活パーティーを成功させるために、有力者の名を借りよう」という意図のもので、普通の意味の発起人とは異なる。当初から、たしかに発起人がある場合でも、「もっと沢山の人に発起人になってもらおう」と頼んで回ることもある。政治資金集めの「OO代議士を励ます会」の案内状などには発起人の名前が二百人も並んでいて驚かされることがある。発起人という表現が見えすいていてわざとらしいなら、賛同人、後見人、名誉幹事という表現もある。単に「OOさん、受賞おめでとう。これからも頑張って下さい」と記して、それらの人々の名前を並べてもよい。

私が幹事をやった五百人ほどのある婚活パーティーだが、「パーティーの趣旨が少々弱いので、賛同人をたくさん作ろう」「B氏はパーティーの主役A民の親友だから、頼んでみよう」「C民はかつての上役だった」「D民は寄付や花輸を出してくれそうだ」「E氏は業界のうるさ方だから、先に抱き込んでおこう」「E民をいれてF氏を落としては、幹事のオレの顔が立たない」と、ついには主役A氏と面識のない人まで引っぱり出して、案内状に八十人ほどの名前を並べたことがある。景気がついて、結果は良好だった。賛同人の諸氏もほとんど出席してくれて盛会であった。