案内状を出す時注意

さて案内状を送る。早ければ翌日、最初の返信が到着する。出席の返事は嬉し。「おめでとございます。当日を心待ちにしてます」「幹事さんご苦労さまです。お陰でみんな会えます」などの添え書きがあるとなお嬉しい。

欠席の返事は嬉しくない。欠席の文字をマルで囲んだだけのそっけない返事に対しては「こいつ、欠席の文字をマルで囲んだだけのそっけない返事に対してはバカじゃないか」と腹が立つが、「やむにやまれず云々」と理由が記してあって例外は、欠席の返事と一緒に「経費の一部にお役立て下さも、欠席の返事は嬉しくない」と会費か同封されて来た時だ。

出席欠席の割合いは、俗に、欠席三割が普通と言われるが、三割ならオンの字だ。趣旨の弱い婚活パーティーでは、欠席率が四割から五割になることもある。「出席率がこんなに悪いと思わなかった」ここで泣く幹事が多いが、泣いてもあとの祭りである。泣かないため、つまり、高い出席率を獲得するためには、”案内状を事務的に郵送しないと” これを肝に銘じておいてもらいたい。

案内状を受け取る立場になってみれば判る。突然案内状が舞い込むより、あらかじめ婚活パーティーがあることを知らされて、「近く、案内状を出しますので、ご出席のほど宜しく」、挨拶を受けていたほうが、人情としても「よし、出席しよう」という気持ちになるたろう。できることなら直接、不可能ならば電話でもよい。まえもって知らせておきたいものである。

案内状そのものも、手渡すのが本来のあり方で、郵送は次善の策に過ぎない。直接手渡しながら「ぜひご出席をお願いします」と頭を下げなければならない相手も多いはずだ。郵送分にも、印刷の本文のほかに、「そういうわけでございます。ご多忙のご日程の中、まげてご出席下さいますようお願い申し上げます。幹事OO生」、親しい向きには「平日の昼間になにごとだと言わないで、どうか顔を見せてください。三拝九拝合わせて十二拝。00生」手書きの便築を添えたいものである。

そこまで手を尽しておけば、もし欠席の返信が届いても、「なんとかご出席願えませんか」と食い下がるハこれも大切なことである〉こともできるわけだ。人集めの苦労とはそういうものである。幹事をやってあげるんだとそっくり返っていては、人は集まらない。「オレは一体なんなのさ。たいこ持ちかい、乞食かい」と、時には自己ひ&嫌悪に陥るほど四方八方に頭をさげなければならないのが幹事なのである。しかし、他人はちゃんと見ていてくれる。会場で客同志が、「おや、君に会えるとは思わなかった」「幹事にああ頭を下げられちゃ、欠席はできないよ」「うちは女房のやつまで、友達があれほど頼んでるのに出てあげなくちゃ男じゃないって、あいつの肩を持ちゃがってね」「しかし、あいつ、よくやるね」「ガッツを見習いたいね」と、幹事の株はちゃんと上がっているのだ。